子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の必要性・費用・接種スケジュール|福岡・大濠パーククリニック
(最終更新日:2026年8月20日)
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染が主な原因とされています。HPVワクチンは、感染を予防することで子宮頸がんのリスクを低減する効果が期待されるワクチンです。
厚生労働省やWHOが接種を推奨しており、小学6年生から高校1年生相当の女子を対象とした定期接種(公費)が実施されています。
大濠パーククリニックでは、公費対象の方は無料で、対象外の方は自費で9価ワクチン(シルガード9)の接種に対応しています。LINEで順番予約が可能で、地下鉄大濠公園駅徒歩2分、天神・博多からもアクセスしやすい立地です。
子宮頸がんワクチンの必要性について
子宮頸がんは、若い世代の女性にも発症が見られるがんの一つです。HPVの感染は性交渉を通じて起こることが多く、感染しても多くは自然に排除されますが、一部で持続感染が続き、異形成からがんに進行する場合があります。
HPVワクチンは、発がん性の高いHPV型への感染を予防することを目的としています。9価ワクチン(シルガード9)は、子宮頸がんの原因となるHPV型の多くをカバーします。
接種は、性交渉を経験する前の時期がより効果的とされていますが、経験後でも未感染の型に対する予防効果が期待できます。ワクチン接種後も、定期的な子宮頸がん検診を受けることが重要です。
効果や安全性については、厚生労働省や日本産科婦人科学会などの公式情報をご確認ください。
高校1年生相当の方へ(接種期限について)
定期接種の対象である高校1年生相当の女子は、令和9年(2027年)3月31日までに必要な接種を完了する必要があります。
接種は合計2回または3回で、完了までに標準的に約6か月かかります。特に3回接種の場合、1回目を早めに開始しないと期限内に3回目を終えられない可能性があります。
令和8年度(2026年度)の対象は、小学6年生~高校1年生相当の女子(平成22年4月2日~平成27年4月1日生まれなど)です。詳細は福岡市の案内や母子健康手帳でご確認ください。期限を過ぎると公費対象外となり、自己負担となります。
公費(定期接種)で無料になる方
福岡市に住民票がある小学6年生~高校1年生相当の女子が対象です(標準的な接種時期は中学1年生相当)。
※キャッチアップ接種の延長措置は令和8年3月31日で終了しています。
住民票のある自治体の指定医療機関で接種を受けてください。福岡県内の広域実施医療機関であれば、県内他市町の方も対応可能な場合があります。母子健康手帳や接種歴がわかるものを持参の上、事前にご相談ください。
自費接種の費用(当院の場合)
公費対象外の方は自費となります。
自費の場合(税込)
接種回数:3回
1回接種31,900円、2回接種(合計)63,800円0円3回接種)95,700円
(公費対象の場合0円)
※費用は変更になる場合があります。最新情報はお問い合わせください。
接種スケジュール(シルガード9)
接種開始時の年齢によって回数が異なります。
15歳未満で1回目を接種した場合(2回接種)
• 1回目:初回
• 2回目:1回目から原則6か月後(最低5か月以上あける)
※5か月未満で2回目を接種した場合は3回目が必要になります。
15歳以上で1回目を接種した場合(3回接種)
• 1回目:初回
• 2回目:1回目から2か月後(最低1か月以上あける)
• 3回目:1回目から6か月後(2回目から最低3か月以上あける)
標準的には1年以内に完了することが望ましいです。予定どおり接種できない場合も、最小間隔を守れば続きから接種可能です。
予防接種健康被害救済制度について
HPVワクチン(定期接種として実施される場合)は、予防接種法に基づく定期の予防接種に該当します。接種により健康被害が生じた場合、厚生労働大臣が認定したときは、予防接種健康被害救済制度の対象となります。
詳細は厚生労働省の案内やお住まいの自治体の窓口でご確認ください。
男性(男子)へのHPVワクチン接種について
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は、女性だけでなく男性(男子)への接種も行われています。
男性が接種をすることで、尖圭コンジローマや中咽頭がんなどの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染予防につながるほか、大切なパートナーへのウイルス感染を防ぐという医療上の意義があります。当院でも男性への接種に対応しておりますのでご相談ください。
副反応と接種後の子宮頸がん検診について
HPVワクチン接種後には、主な副反応・副作用として、接種部位の痛み、赤み、腫れなどの局所症状や、軽度の発熱などが報告されています。当院では、接種後の状態を確認するため、すべての方に接種後30分間の院内待機をお願いしております。
また、ワクチンはすべてのHPV型を予防できるわけではありません。そのため、ワクチン接種の有無にかかわらず、20歳を過ぎてからは定期的な「子宮頸がん検診」をあわせて受診することが、早期発見のために推奨されています。
副反応と接種後の子宮頸がん検診について
HPVワクチン接種後には、主な副反応として、接種部位の痛み、赤み、腫れなどの局所症状が報告されています。当院では、接種後に状態を確認するため、30分間の院内待機をお願いしております。また、ワクチンはすべてのHPV型を予防できるわけではないため、20歳を過ぎてからは定期的な子宮頸がん検診をあわせて受診することが推奨されています。
🌐 世界各国における子宮頸がんワクチン(HPV)接種率一覧
世界保健機関(WHO)は2030年までに「15歳までに女子の90%がHPVワクチンを接種すること」を国際目標に掲げています。欧米やオセアニアの諸国、さらに近隣のアジア諸国でも、公費による全額負担や学校での集団接種などを通じ、極めて高い接種率を維持しています。
国名 | 接種率(女子・完了) | 主な特徴・国の施策 |
イギリス | 95% 以上 | 学校での集団接種が普及しており、常に世界トップクラスの接種率。 |
スウェーデン | 90% 以上 | 16歳未満の若年接種を徹底。子宮頸がんの罹患率が大幅に減少したデータがある。 |
フランス | 約 85% | 近年、国を挙げた積極的なワクチン啓発により接種率が大幅に向上。 |
オーストラリア | 80% 以上 | 世界に先駆けて公費プログラムを導入。集団予防効果が確認されている。 |
カナダ | 約 80% | 各州の学校プログラムが中心となり、安定して高い水準を維持。 |
韓国 | 約 80% | アジア圏でもいち早く積極的な公費負担と啓発を行い、高い接種率を達成。 |
日本 | 約 50%(回復傾向) | 一時期は1%未満に激減したものの、2022年の積極的勧奨再開以降、急回復中。 |
(参考)WHO世界目標 | 90% 以上 | 2030年までに「15歳までに女子の90%が接種を完了する」ことを目標としている。 |
- • 【出典】
- World Health Organization (WHO) / UNICEF Joint Reporting Form on Immunization (JRF)
- Global HPV Prevention Policy Atlas (Europe Edition)
📉 日本国内(12〜16歳)における接種率の経時的変化
日本国内では、2013年4月に定期接種(公費負担)となったものの、直後の副反応報道を受けて厚生労働省が「積極的な接種勧奨」を一時的に差し控えました。これにより、一時期は接種率が1%未満にまで激減しました。
しかし、2022年4月からの積極的勧奨の再開、および9価ワクチン(シルガード9)の定期公費化により、近年は急速に接種率が回復しています。以下は、日本における12〜16歳(定期接種世代)の初回ワクチン接種率(1回目)の推移をビジュアル化したグラフです。

🔍 グラフの解説と日本語対訳
- タイトル (Nihon no HPV Vaccine Sesshuritsu no Suii): 日本国内におけるHPVワクチン接種率の推移(12〜16歳対象)
- 縦軸 (Sesshuritsu): 接種率(%) / 横軸 (Nendo): 年度(西暦)
- 左側の赤矢印 (Sekkyoku-teki Kansho no Ichiji Sashihikae): 2013年6月より、厚生労働省による「積極的勧奨の一時差し控え」が実施され、一時期は接種率が1%未満にまで激減しました。
- 右側の青矢印 (Sekkyoku-teki Kansho no Saikai): 2022年4月より安全性が再確認され「積極的勧奨が再開」されました。現在、接種率は50%程度まで急激に回復しています。
- 【出典】
- 厚生労働省「厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」提出資料
- 日本対がん協会 「HPVワクチンに関する調査報告」
子宮頸がんワクチンの副反応と相談窓口について(必ずお読みください)
HPVワクチン(シルガード9)の接種後には、多くの方に接種部位の痛み、赤み、腫れなどの局所反応や、軽度の発熱、頭痛などの全身反応が見られることがあります。これらは通常、数日以内に自然に軽快します。しかし、稀に重いアレルギー症状(アナフィラキシー)や、血管迷走神経反射による失神(立ちくらみや転倒)が起きる可能性があるため、当院では接種後15〜30分間は院内での安静をお願いしております。
万が一、接種後に気になる症状や体調不良が続く場合は、当院へご相談いただくか、以下の公的な専門相談窓口をご利用ください。
- 福岡県の子宮頸がんワクチン専門相談窓口(総合窓口)
- 医療・副反応に関する相談:福岡県保健医療介護部 保健衛生課(TEL:092-643-3268)
- 学校生活・学習に関する相談:福岡県教育庁 教育振興部 体育スポーツ課(TEL:092-643-3920)
- 厚生労働省 HPVワクチン相談窓口
- TEL:050-3819-8666(受付時間:平日9:00~17:00 ※年末年始を除く)
当院で接種する際のポイント
• LINEで順番予約が可能
• 地下鉄大濠公園駅徒歩2分。天神から地下鉄約3分、博多からもアクセス良好
• 婦人科・内科・美容皮膚科を併設。子宮頸がん検診など他の相談も可能
• 産婦人科専門医が対応
接種の流れ・持ち物
1. LINEまたはお電話で予約(「HPVワクチン希望」とお伝えください)
2. 母子健康手帳(または接種歴がわかるもの)、本人確認書類を持参
3. 予診票記入 → 医師の診察 → 接種
4. 接種後は院内でしばらく様子を観察します
公費の方は自治体から配布された予診票がある場合は持参してください。
よくある質問
Q. 副作用はありますか?
A. 注射部位の痛み・腫れ・発赤が比較的よく見られます。発熱や倦怠感が出る場合もありますが、通常数日で治まります。重い副反応は極めてまれです。気になる症状があればすぐにご連絡ください。
Q. 男性も接種できますか?
A. 自費で可能です。詳細はご相談ください。
Q. すでに他のHPVワクチンを接種済みの場合は?
A. 接種歴を確認の上、医師が判断します。
Q. ワクチンを接種したら検診は不要ですか?
A. いいえ。ワクチンでカバーできない型もあるため、20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けましょう。当院でも検診を実施しています。
公費対象の方は特に接種期限にご注意ください。効果や安全性、救済制度の詳細は厚生労働省や日本産科婦人科学会などの公式情報もあわせてご確認の上、ご自身で判断してください。ご不明点があればお気軽にご相談ください。
2026.8.20
🏥 大濠パーククリニックの診療科目・特徴とLINE予約方法
天神から3分、地下鉄大濠公園駅から徒歩2分のクリニックです。お仕事帰りや家事の合間に、診断・検査をスムーズに進められるよう体制を整えています。
🩺 診療科目について
大濠パーククリニックでは、日常の体調不良からデリケートなお悩みまで、幅広く相談いただけます。
【保険診療】
頭痛外来・婦人科・内科などの保険診療を行っています。
お仕事帰りや家事の合間にも受診しやすいよう、診療の流れを工夫しています。
【自由診療】
一人ひとりの状況に合わせたケアや美容メニューもご用意しています。
▼ GLP-1ダイエット、健康診断、予防接種、ピル、脱毛症(AGA)、ED、ビタミン点滴、美容皮膚科 (いずれも保険適用外の自由診療です)。
※自由診療は保険適用外です。
治療内容・標準的な費用・期間・主なリスク・副作用などの詳細は、公式サイトの該当ページでご確認ください。医師の判断により適応とならない場合があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 受診をご検討の方へ:LINE順番待ちシステムについて
院内での待ち時間を有効に活用できるよう、スマートフォンから混雑状況を確認できる「LINE順番待ちシステム」を導入しています。当日の深夜0時から受付番号の発行が可能です。
LINE順番待ち&WEB問診の流れ
1. 公式サイトを開く
まずは ▼【 大濠パーククリニック公式サイト】 へアクセスします。
2. LINE友だち登録
画面一番下にある「LINEを登録(緑)」ボタンを押します。
3. メニューから予約を選択
LINEのトーク画面を開き、メニューの「当日順番予約」を選びます。
4. 必要事項を入力して発券
「当日発券予約」⇒「順番札の発券」に進み、必要事項を入力します。
5. 来院前にWEB問診に回答
発券完了後、LINEに届く「メルプWEB問診票」に来院前にお答えください
メルプWEB問診票」に来院前に回答しておくと、受付がスムーズになります。
📌 クリニック基本情報・アクセス
住所:〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2F
電話番号:092-744-5520
アクセス:
• 地下鉄大濠公園駅 ③番または⑥番エレベーター出口から徒歩2分(天神、西新から約3分、博多駅から約9分)
• 西鉄バス 「大濠公園バス停」正面
• 地図:
診療受付時間:
【平日】9:30~12:00 / 13:30~18:00
【土曜】9:00~15:30(※昼休みなしで診療)
【休診日】日曜・祝日
当院では16列マルチスライスCTを設置しており、頭部・肺・腹部のCT検査について、来院当日に実施可能な場合があります。頭痛外来・内科・婦人科などの保険診療から、各種CT検査(健康診断)まで対応しています。
■ 予約について
保険診療(頭痛・婦人科・内科など)は予約制ではないため、直接のご来院も可能です。ただし、混雑状況や医師の判断により、当日実施できない場合もございます。