更年期障害 婦人科 美容皮膚科

プラセンタ注射について

プラセンタ注射について

プラセンタとは

社会保険保有者で更年期障害(40歳代半ば以降59歳以下)の症状がある場合は保険適応になる場合があります。

プラセンタとは、胎児を成長させる胎盤のことです。胎盤には細胞分裂を促進させるなどの役割を持つ成長因子が豊富に含まれており、この働きによって新陳代謝を活発化させ、肌や体の傷ついた部分をどんどん修復するのです。 動物は出産後に胎盤を食べます。人間は、ほとんどの場合胎盤を捨ててしまいますが、世界のところどころで、食べる習慣のある地域が存在するようです。現代に日本でも一部では出産後、自分の胎盤を食べる地域があります。

1)プラセンタの歴史について

古くは紀元前からプラセンタが美容や健康のために使用され始めたのは、最近の事ではありません。古くは紀元前から不老長寿の薬として使用されていたという記録が残っています。秦の始皇帝は胎盤を不老長寿の薬として使用していたといわれています。そして、以降歴代の皇帝が同様に胎盤を不老長寿の薬として使用することになるのです。世界三大美女として有名な楊貴妃やクレオパトラやフランスのマリーアントワネットも若返りと美容のため、胎盤を愛用していました。そして現代でも芸能人やハリウッドスターなど、多くの著名人が愛用していることが報じられています。 また、化粧品に配合されたり、エステや医療機関で用いられるなどしていることが、その効果の高さを証明しています。

2)プラセンタの効果

プラセンタの効果は様々で、体の内側から隅々まで及び、肌や体を細胞レベルから若返らせてくれます。効果の出やすいところや度合いなどは人によって異なりますが、弱っている部分ほど効果が出やすいようです。

3)肌への効果

肌への作用は表皮だけにとどまらず、真皮にまで及びます。つまり、シワやにきび跡など、修復の難しい部分にまで効果を発揮するのです。いくら高価な美容液を使用しても、真皮までその成分が届くのはほんのわずかで、シワなどの修復にまでは至りません。これを可能にするのが、体の内側から効くプラセンタなのです。もちろん、その効果は顔の肌だけでなく、全身の肌に及びます。表皮のターンオーバーを促進することで、しみやくすみを解消し、透明感のある白い肌を作ります。真皮にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成します。これにより、肌にハリや弾力を与えると同時に、潤いをしっかり保てる肌を作ります。その結果、シワ、にきび跡、毛穴の開き、たるみなどを解消し、キメを細かく整えます。にきびのできにくい肌にすることもまた、プラセンタの特徴の一つです。

4)健康への効果

病気や体調不良の多くは、身体の修復・回復が追いついていないことや、ウィルスへの抵抗力の低下が原因です。新陳代謝を高めて身体の修復を早め、また抵抗力を高めるることで、様々な病気の治療、改善、予防につながります。そして身体を健やかに保ち、疲れにくい体を作ります。

5)その他の効果

他にも、基礎代謝を上げる作用により痩身にも効果が期待できます。

また、男性ホルモンの過剰を抑え正常化し、自律神経の調整に加えて、毛母細胞分裂促進因子の作用により、抜け毛を予防、更には育毛効果も確認されています。

そして、まだ発見されていない効果が多数あるとされています。プラセンタにこれほどまでの効果があるのは、美肌や健康づくりに重要な有効成分が豊富に含まれているからです。

抗アレルギー効果があり、アレルギー性鼻炎、花粉症、蕁麻疹、喘息などを改善するという報告もります。

6)成分

人の胎盤から抽出、精製して注射液にしてます。B型肝炎、C型肝炎、エイズ検査済です。

主な成分はビタミンやミネラルなどの栄養素。更に、核酸、酵素、ムコ多糖体、活性ペプチド、アミノ酸、そしてプラセンタの最大の特徴である成長因子などです。

アミノ酸(ロイシン、リジン、バリン、スレオニン、イソロイシン、グリシン、アラニン、アルギニンなど) 、たんぱく質、アルルブミン、グロブリン、ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシンなど)、ミネラル(カルシウム、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄など)、酵素(アルカリホスファターゼ、酸性ホスファターゼ、ヒアルロニターゼ、アデノシン三リ酸 活性ペプチド)、核酸(ウラシル、アデニン)、脂質・脂肪酸(コレステロール、ホスファチジン酸、ホスファーチジールエタノールアミン、ラウリン酸、パルミテン酸等)、糖質(グルコース、ガラクトース、ショ糖など)、ムコ多糖体 (ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など)、成長因子(肝細胞増殖因子(HGF)、神経細胞増殖因子(NGF)、上皮細胞増殖因子(EGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、免疫力向上の成長因子)

7)投与方法、間隔

皮下、あるいは筋肉注射です。上腕が主体です。

症状が強い時には週に2-3回、改善されれば月1-2回くらい、三か月から1年くらいをめどに考えます。

8)副作用

重篤のものはありませんが、局所の症状が出ることがあります。

皮下出血、硬結、疼痛、上肢のだるさ

※保湿剤が症状を軽減したり、回復を早めます。

9)費用

自由診療では1,400円(税抜き)です。

保険診療(更年期障害)が使える場合もあります。スタッフにお聞きください。

※更年期障害は45ー55才位にみられます。

10)注意

プラセンタ注射を1回でもしたら以降、献血ができなくなります。

11)日本プラセンタ 医学会※の会員です。

日本プラセンタ 医学会は、胎盤療法に関する学理及びその応用についての研究発表、知識の交換、会員の生涯学習の奨励並びに会員相互及び内外の関連学会との連携協力を行うことにより、胎盤療法の進歩普及を図り、もって世界の学術の発展に寄与することを目的と設立されました。
日本プラセンタ 医学会は、前条の目的を達成するために次の事業を行います。

  1. 学術講演会、研究会等の開催
  2. 学会誌及び学術図書等の発行
  3. 研究及び調査の実施
  4. 研究の奨励及び研究業績の表彰
  5. 認定医及び認定施設の認定
  6. 生涯学習活動の推進
  7. 関連学術団体との連絡及び協力
  8. 国際的な研究協力の推進
  9. その他本会の目的を達成するために必要な事業

沿革

2007年、「日本胎盤臨床研究会

2013年、任意団体から一般財団法人へ、研究会から医学会へと名称変更

2023年、学会名を「日本胎盤臨床医学会」から「日本プラセンタ医学会」へ名称変更

大濠パーククリニックは日本プラセンタ 医学会の登録会員です。

プラセンタ医学会
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